夏休みどこ行く?プラン第2弾は「ベアマウンテン」山歩きが好きな私としては、ヒグマはなんだか見てみたいような でもやっぱり怖いような。。。 とても気になる存在です。 そんな気になるヒグマの生態を間近で観察できるベアマウンテン! 今回も前回に引き続き、きよかさんが体験レポートしてくれました。
ようやく夏らしくなってきた北海道。ツーリングを楽しむバイクも増えてきて、少し遠出をしたくなるそんな季節に、以前から気になっていた「サホロリゾート・ベアマウンテン」に行ってきました。
北海道で代表的な野生動物の一つであるヒグマが、野性と同じ環境で暮らしている姿を見ることができるとのこと。ニセコエリアにはヒグマ目撃情報が少なく、もちろん、わたしは野生のヒグマは見たことがありません。ずいぶん前にクマ牧場には行ったことがありますが、コンクリートの中でひしめき合っておやつをねだるクマの姿に、何ともいえない気持ちになったのを覚えています。「サホロリゾート・ベアマウンテン」は、サホロリゾートスキー場の一角を自然のまま巨大な柵で囲い、ヒグマたちが暮らしている様子を、バスや遊歩道から見ることができます。ヒグマ版サファリパークといった感じでしょうか。
ニセコエリアを出発し、千歳から道央道に乗り、トマムICで下り、到着まで4時間弱かかりました。到着がちょうどお昼時だったので、ベアマウンテン入場券、ベアウォッチングバス乗車券、サホロリゾートホテル内レストランでのランチがセットになってお得なランチパックをチョイス。ランチのラストオーダー時間が気になったので、先にランチを済ませ、ヒグマたちの森に潜入しました!
まずはベアウォッチングバスに乗り込みます。
運転手さんからクマの説明を聞きながら、厳重な二重の門を抜けてクマの森の中へ。
ベアマウンテンのヒグマは、野性のクマ同様冬眠をします。冬眠明けのクマは100kgも体重が減っているそうです。1頭1頭に個室があり、夏の間も毎日、夜になると帰ってきて、自分の部屋で眠るそうです。そんな話に関心していると、目の前の水場に1頭目のクマを発見!
飼育員さんからもらったおやつを食べているようです。バスの中から見ているとはいえ、やはり大きい!野生のクマと遭遇した場合の恐怖を想像していまいます…
水に浸かっておやつをモグモグ食べている姿は、とても愛らしくもありました。バスは次のポイントに進んでいきますが、道中に木の実を食べているクマ、木で背中をかいているクマ、どこかへ移動中のクマもいました。
クマを見つけた時は運転手さんにすかさず報告!バスを止めて、クマの名前や性格などを教えてくれます。
様子を見ていると、どうやら、バスの前を進む車に乗った飼育員さんが、安全確認をするとともに、ポイント毎におやつを置いて、バスの乗客とクマが自然と会えるようにしています。ただ、クマたちは、広い敷地内を、自分の意思で行動しているので、必ずしもポイントに来てくれるとは限らないようです。
道なき道を、クマを発見しながら進んできたバスも、中間地点の「ベアポイント」に到着。ベアポイントは、ガラス張りの建物の中から、クマを見ることができます。人間が動物園の動物になったような状態です。ガラスの前には水場があり、この日は3頭のクマが集まってきていました。
飼育員さんの話によると、偶然、あまり仲の良くないクマが居合わせてしまったようで、「ケンカが始まるかもしれません」とのこと。互いに警戒している様子も説明してくれました。結果は、少し小競り合いをした後、1頭が警戒しながら水場を離れ、大きなケンカにはなりませんでした。
ガラスを挟んでわずか4cmの距離にいるクマに大興奮!ガラスに張り付いて観察し、時を忘れてしまいそうでした。ベアポイントで間近に見るクマを堪能した後は、ゴールまで続く遊歩道を歩きます。
高さ5mの遊歩道から、森の様子、歩くクマを眼下に見ることができます。森の中をのそのそとどこかに歩いていくクマの姿一番野生に近い姿なのかなぁとしみじみと感じました。遊歩道は全長370m。クマを探しながら歩いているとあっという間にゴールに到着しました。
ベアマウンテンのクマは全員オスで、メスはいません。理由は、メスがいると派生のオスのクマがベアマウンテンに集まってきて、近隣の地域に危険が及ぶからだそうです。また、ベアマウンテンのクマの多くはクマ牧場で生まれ育ったため、完全な野生環境では生きていないとこのこと。完全に野生ではありませんが、野生動物は、はやり自然の中にいるの似合うなと改めて感じた体験でした。
今回ご紹介したのは
サホロリゾート ベア・マウンテン
北海道上川郡新得町狩勝高原(国道38号線狩勝峠3合目看板が目印)
Tel:0156-64-7007 ご宿泊のお問い合わせ Tel.0156-64-7111
☆バスツアー有り・遊歩道はスロープになっているので、ベビーカーや車椅子 でもお楽しみいただけます!
Kiyoka
ニセコヒラフ歴もうすぐ15年でありながら登山もラフティングも経験なしの超インドア派。だけど無類の動物好き。ヒラフの町並みの移り変わりをじっと(して)見守っています。