ニセコの秋の楽しみを知り尽くそう!☆美味しい編☆

  • 00:30 23/09/2017

車を走らせると道の脇に箱いっぱいに入ったお野菜が積まれているのをよく目にする今日この頃、みなさんいかがお過ごしですか?

 

本日は3つのニセコの食にまつわるお話ををご紹介しますね。
美味しいものを集めようとすると自然とフランス語っぽいものが集まりました...

Clare(クレール)

Chez dou dou(シェ・ドウドウ)

Villa LUPICIA(ヴィラ・ルピシア)

 

 

 

 

 

Clair(クレイル)
 

峠の途中に突然見えてくるお店、クレイル。

洋館風の建物「ケンブリッジ」の1階にはチーズのブランドClaire(クレイル)が販売されています。

アンヌプリからチセヌプリを抜け、さらに五色温泉も超えてパノラマライン(岩内岳)を下って行く途中にある洋館。とても素敵です。

ニセコパノラマラインにあるカフェケンブリッジ

きれいなお庭とソフトクリームのアイコン。大きな紫陽花畑に囲まれたここがカフェ・ケンブリッジです。

北海道のカマンベールチーズの老舗クレールの店舗でもあります。
1975年に創業、日本では初めてのカマンベールチーズ工房だそうです。
フランスで修業された西村公祐氏が作り始めました。


北海道産カマンベールチーズの老舗クレイル
店内はシンプルなレイアウトで清潔感があります。
パッケージがディスプレイされており、チーズは後ろの冷蔵庫に保存されています。注文が入るとラッピングされてお客さんの手元に。チーズはフレッシュで比較的若めの状態のものが手に入ります。

オーナーの芳子さんは、20代の時に船でヨーロッパに乗り込んで、体験をしながら語学を学び、たくさんの人と会って経験を積み、国際感覚を培われたお方、どこからか国際的なシンプルさが店内からも漂ってきますが、彼女の影響も大きいようです。お話しするのが楽しくて時間を忘れてしまいます。

 

 

CLAIR(クレイル)の店内

チーズの脇に香りが楽しめるお茶や、フランスのオリーブオイル、塩などがあります。
BOHはマレーシア産のお茶で、渋みが出ない事で有名。
 

ニセコにあるクレイルの店内

一階店内にたくさんの芸能人や有名人との記念写真が飾られており、その歴史を感じてしまいます。
二階がカフェになっています。

 

クレイルのステンドグラスの展望室上っ階段を登って初めに見えたのは、ステンドグラスがある展望ルーム。
このステンドグラスは身内の方の作品です。お天気が良ければ展望ルームの窓から遠くの海まで見えるそうですよ。



クレイルの店内装飾
壁のいたるところにバランスよく花瓶や装飾品が飾られています。
全て海外から集められた品々で、その重厚さ、美しさにうっとりしてしまいます。
 

 

 

クレイルのチーズケーキとチーズの盛り合わせ

たくさんの調度品に囲まれて楽しむ手作り無添加のチーズ・チーズケーキ。
チーズの原料となる生乳は黒松内岳のミルクが使われています。

カフェの中は可愛いピンクのテーブルウェアーで統一されていました。
外の緑もアクセントになりますね。これからのシーズンはこの窓の緑が黄色や赤に変身する季節の移ろいも楽しめそうですね。

 

クレイルのソフトクリーム
帰りに、うーん、やっぱりお願いしてしまいました、ソフトクリーム。

クレイルのソフトクリームは、とても濃厚で、ちょっと塩が効いているのかな?とか、ちょっとキャラメル味?と思うほどコクのある奥深い甘味を感じられて、とても美味しかったです。皆さんもぜひぜひ試してみてください。

 


クレイルの「おいこみブルー」と「ロワレ」
さて、私が購入したのは「おいこみブルー」と「ロワレ」。


追い込みブルーは塩味が効いたブルーカマンベールチーズです。熟成もいい感じになっていたので、白ワインと美味しくいただきました。まろやかな味わいと、きめ細かいテクスチャーのブルーチーズで、とても美味しかったです。ちょっとクセになる味わいでした。

 


北海道産カマンベールチーズ、クレイル
ロワレはリッチな生乳をふんだんに使用して作られた、ミルクの芳醇な香りがするリッチなカマンベールで、トロンとした層が日を増すごとに熟成してきます。
食通の小説家、開高健さんからも礼状が届いた事もあるそうです。

ジャムと合う感じで、私は朝食にパンに乗せていただきました。王道のフランボワーズのジャムがよく合いました。
数日熟成した方が美味しいとのお話でしたが、待つべきなのに待てませんでした笑。

残った半分は熟成を待って味わってみます笑。





お店は、季節によって営業時間や期間が変動するとの事でしたが、10月は10:00-17:00で毎日営業されています。ぜひ美味しい乳製品と綺麗なカフェでドライブの休憩はいかがでしょう?
 

ケンブリッジカフェ(クレイル)

facebook
オンラインショップはこちらから

電話: 0135-62-7457
住所: 〒045-0032 北海道岩内郡共和町老古美320-3
営業時間:10:00-17:00(ラストオーダー4:30)
                  (12-3月までは冬季休業)


 

 

 

 

 

CHEZ Dou Dou

 

5年ほど前にオープンしたフレンチレストラン。

美味しいとの評判を聞きつけ、行ってきましたー。

ロケーションは、66号線沿いにあり、ニセコ町と蘭越町の境目に近い場所で、66号線と207号線が交わるTジャンクションの近くです。



Chez Dou Douイワシのマリネ

予約制なので、お料理はスムーズに出てきます。

イワシのマリネのお皿。野菜の味付けがイワシに合うように少しビネガーを多めに効かせたドレッシングになっていて、一緒に食べるとバランスがとても良かったです。
野菜の食感も程よく硬めに残っていて、食べるのが楽しい一皿です。

結構量は多めかな。おなかいっぱい食べたい私は嬉しい。笑
 

お友達が「フレンチは季節の野菜を取り入れる料理」と言っていたのですが、なるほど、こちらのお料理もまさに季節を感じる事ができる一品揃い。


Chez DouDouのかぼちゃのキッシュ
こちらはかぼちゃのキッシュ。

クリーミーなものとかぼちゃって合いますねー。それに、秋のかぼちゃは甘くて美味しい!ブラボー。

 

Chez Dou Douのコーンポタージュ
今日のスープが地元のスィートコーンを使用したポタージュだったので、お願いしてみました。
秋のコーンは皮が硬くなるのだけど、糖度が高いので、裏ごし系のお料理には最高。野菜からの甘み・旨味が滲み出る逸品。大変美味しゅうございますー。

 

シェ・ドゥドゥのビーフストロガノフ
これがフランス風ビーフストロガノフ。オレンジブラウンのソースがイメージがあったので、淡い色合いにちょっとびっくり。でもお味はデリシャス。ビーフの旨味がスープにしっかり滲み出てる。お米ともよく合います。 
寒い夜に食べたい、体も温まる美味しいシチューに仕上がっています。

Chez Dou Douサーモングリルとリゾット

サーモングリルとリゾット。

やはり北海道サーモンは美味しい。サーモンの塩少なめのおおらかな味、そこにチーズのリゾットがバランスよく乗っかってきてくれます。色も綺麗で食欲をそそります。とても美味しい!ホクホクのリゾットが身体を温めてくれて満足の一皿でした。
 

Chez DouDouの看板わんこ

店内にはワンコがいて、予約の時にそのことを告げられます。

この写真の子の事のようです。とてもおとなしいおっとりしたワンコです。

 

Chez Dou Douの店内

大きな窓からは隣の空き地が見えて、窓のフレームが額縁っぽくて、草原の絵画のようです。

室内は落ち着いて食事ができる空間で、静かな料理店という感じ。
「ファミリーでわいわい」する感じではないのかな。
 

シェ・ドゥドゥの看板

入り口の看板がこれ。かわいいデザインですね。きっとあのワンコがモデルだなと推測。
忙しそうだったので、店主に多くのことが聞けませんでした。。。。ちょっと残念です。


シェ・ドゥドゥ外観

今日お邪魔したフレンチレストラン シェ・ドウ ドウ正面。

ウッドとストーンのコラボの外壁、しびれます。
それも小さな山のエリアにちょこんと一軒だけ立っているのもニセコらしい。

宮沢賢治の「注文の多い料理店」ではありませんが、あの話の中でも舞台は「山の中の料理店」でしたね。
でも宮沢のお話には美味しいお料理は出てこなかったけど、こちらは山の中の凄腕料理人と一匹の犬がおもてなし、という感じです。
 

ここはシェフ一人で切り盛りしているので、要予約スタイルだそうです。

なので、電話にて予約をしてください、予約も時間厳守できてね、とのこと。



 

ニセコで季節の野菜をふんだんに使った美味しいものが食べたいなら、フレンチの扉を叩くのは本当に素敵な答えでした。

しかもほとんどの素材が地元のものですので、こんな贅沢なことはないよなあと思うのです。
とれたての新鮮な野菜が全部揃っている秋のニセコはそんな料理にぴったりな気がします。


 



Chez dou dou

住所: 〒048-1321  北海道磯谷郡蘭越町湯里353-3 

電話 :     0136-55-8332
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営業時間:ランチ 12:00- 14:00(予約優先)
                  ディナー18:00- (要予約)
定休日 :毎週火曜・水曜(夏季水曜日営業あり)






 

 

ヴィラ・ルピシア

 

ヒラフからヴィレッジ・アンヌプリ方向に車を走らせる右手にそれは見えて来ます。

でも、、、ルピシアって、缶入りのお茶のブランドじゃない?


ニセコのヴィラ ルピシアの外観

そう。ルピシアはお茶で有名。

(木造の大きな建物。冬の夜はここから毎晩柔らかい光が溢れています。ここで様々なパーティが開かれたりしています。)


ヴィラ・ルピシア入り口
そのルピシアが全国でもニセコだけで、唯一展開しているのがヴィラ・ルピシアです。

2011年にできたヴィラ・ルピシアは、本格的なレストランとカフェ、ワイン、シャンパン、パティスリー、もちろんお茶やお茶菓子、そして北海道の鉄の芸術家、澤田正文氏のアートがコラボレーションされており、その敷地内にアートもバランスよく点在していて、とてもたのしい場所になっていました。

別の言葉に言い換えると、首都圏でも人気のニューヨーク発の「食のセレクトショップ」"DEAN & DELUCA”を、北海道の美味しいもの中心にキュレートしたニセコ版とでも言いましょうか。

 

ヴィラ・ルピシア店内

手前の建物はビュッフェ、レストラン、結婚式のパーティもできる作りになっているようです。
中を覗くとやはり素敵で、木材を基調とした内装もホッとする空間に仕上がっていました。

すごく大きなキッチンが圧巻です。オープンキッチン独特のリアル感やおおらかさがあって、それが粋に見えて格好良かったです。

 

ヴィラ・ルピシアの木のぬくもりのある店内

木造の落ち着いた空間で美味しく楽しく☆
この秋は、10月22日まで通常営業するそうです。

 

ルピシアにあるギャラリーRAM

レストランの横に別棟があり、その中には鉄の芸術家、澤田正文氏によるギャラリーがあります。明るくて元気な鉄の作品がたくさん並んでいました。
 

澤田正文さんの鉄のオブジェ

新しい作品だそうです。迫力があります。

 

ギャラリーRAMの踊るヤギのオブジェ

ヤギのラインダンス。設定が、可愛い♡
 

澤田正文さんの作品。迫力ある鉄でできたキリン

キリンさん可愛いです。

ギャラリーRAMに飾られたジャズマンの作品
ジャズマンもいます。
澤田さんの作品はどれも、温かさが感じられる鉄の作品ばかり。


たくさんの作品が所狭しと並び、タイミングが合えばアーティストにも会うことができて、
いろいろなことをお話しすることも可能です。

 

ニセコのルピシアのお店の外観

レストランの後ろに更に二つの建物が建っています。

一つは写真左の軽食やシャンパン、焼きたてのパン、調味料、LUPICIAのお茶が買えるブティック。

そして写真右側のもう一つはスィーツブティック。


 

ニセコのルピシアBoutique店内

お茶のブティックに行ってみました。天井が高く、開放感あふれる店舗にきれいなお茶などが並びます。
秋のディスプレイが眩しかったです。

奥にはテイクアウェイのお惣菜が、さらに奥にはスパイスやドレッシング、焼きたてのパンが並んでいます。


ニセコのルピシアで販売しているお惣菜

レディーメイドのお惣菜。

カレーも、「グリーンカレー」と「ブラウンのカレー」が二種類があったりと、バラエティーが豊富。

地元野菜がふんだんに使われていたり、盛り付けも粋だったり、サラダもあって野菜不足がちな忙しいビジネスマンにはお助けスポットだと思われます。ニセコの野菜もふんだんに楽しめます。

 

ルピシアの北海道限定のお茶

「北海道限定の美味しいお茶」が売られていました。

パッケージも可愛らしく、どれも綺麗で、贈答にも喜ばれそうです。
 

ルピシアのニセコ限定茶葉缶

缶のデザインも「可愛い北海道」がいい具合に商品にマッチしていますね。

お土産に週末にくる東京のお友達にもたせたいなー♡

 

 





ルピシア・パティスリー外観
お菓子のブティックへ!
木造の壁には薄くて幅があるガラスの隙間?があり、夜はそこから明かりが溢れてとても素敵です。

ルピシア・パティスリーのスイーツ
北海道お約束のクリームパフ♡プリンを中心に北海道のミルクをふんだんに使ったスィーツが並びます。

 

ルピシアのマカロン

ニセコにもマカロンが買える店ができてきました。 
 

ルピシア・パティスリー店内

この種のスイーツは「札幌に帰る時の楽しみ」と思っていましたが、最近のニセコには都市部にも勝るとも劣らない「ハイセンスなもの」が増えました。
ニセコがさらなる国際的な町として大きくなって行くその過程なのでしょう。
 

ヴィラ・ルピシアはアーティスティックに食をプロデュースしていて、食の周りのお茶やお酒にもフォーカスしていて、美術好きなアングルからも非常に好感が持てる空間で、心が踊る場所でした。


秋のニセコが楽しい美味しい。今月も来月も、みなさんのお越しをお待ちしています☆

燃えるようなニセコ連邦の紅葉を楽しみながら美味しいニセコを楽しみましょう!

それでは現地でお待ちしています。

 



Kaoru Walker (かおる・うぉーかー)
ニセコ二年生のイラストレーター。
この前11月締め切りと信じていたグループ展の締め切りが10月だったことを知りました。
ピンチはチャンスです。みなさま楽しい秋の行楽を!
 





 





 

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