リチャード・トネッティ、サトゥ・ヴァンスカによるバイオリン・デュオ @ ミューズニセコ
去る7月20日、バケーションニセコの管理物件「ミューズニセコ」にてオーストラリア室内管弦楽団の芸術監督/バイオリニストのリチャード・トネッティさんと、同楽団アシスタントリーダー/バイオリニストのサトゥ・ヴァンスカのバイオリン・デュオによる演奏会が開催されました。
演奏会の模様をダイジェストムービーと共にご紹介します。
今回の演奏会はバケーションニセコにご滞在中の長期滞在のお客様をご招待して開催しました。会場となったミューズニセコは道々343号沿いのヒラフ地区にある6階建てのハイクラスコンドミニアムで、1階にThe North Faceのニセコ店の入っている建物というとお分かりになる方も多いのではないでしょうか。
こちらの4階を会場にして、ごく少人数のお客様のみで世界でも5本の指に入ると言われているバイオリン・デュオの演奏を楽しんで頂くという非常に贅沢な演奏会でした。
文字に起こすよりも動画を見て頂くのが一番ですね。
演奏会のダイジェストをまとめた動画をご覧ください。
クラシックにとどまらず、映画音楽やロックなどリチャードさんの琴線に触れた自由な選曲を世界でも指折りの確かなプレイスキルで完全にオリジナルとして聞かせるリチャードさんの持ち味が存分に発揮された演目でした。最後に披露してくれたのはリチャードさんのバイオリン手引き伴奏、サトゥさんによる歌唱で、50年代のフォークソングの反戦歌「Where have all the flowers gone?(花はどこへ行った)」。今の世界の空気をアーティストとして読み取って発したかったメッセージだったのでしょうか。
薄暮から日没まで刻々と変わる窓の外の羊蹄山の景色を背に、圧巻のパフォーマンスを聞かせてくれたお二人に、お客様もスタッフもすっかり引き込まれてしまいました。
この夏ニセコでは食や健康、アートや文化を取り上げたイベントが規模の大小を問わず多く企画されています。バケーションニセコとしてもニセコの夏の気候、風土にはアートがマッチしていると思っておりまして、今後もアートイベントへの協力や開催などに力を入れて行きたいと考えております。今後のアート関連イベントは随時バケーションニセコウェブサイトの「ニュース」セクションにて発表しますので、どうぞお楽しみに!
最後にオーストラリア室内管弦楽団のプロフィールをご紹介します。
オーストラリア室内管弦楽団(ACO)
クラシック界のニューウェーブとして世界的に人気を集める、オーストラリア・シドニーに本拠地がある室内オーケストラ。国内でのコンサートの他、世界各地でのツアーをおこなっており、オーストラリアを代表する楽団の一つ。1990年から現在までリチャード・トネッティが芸術監督を務めているACOの魅力は、スタイリッシュな舞台衣装や時にはスタンディング演奏するステージスタイル、指揮者を置かず奏者の自主性を尊重するなどの新たな試みにあり、「奏者も観客も一緒に音楽を楽しもう」というACOの姿勢は、クラシック初心者にはとっつきやすく、そしてクラシック通をもうならせる演奏を併せ持つ。(参照:Wikipedia, オーストラリア大使館ホームページより)
リチャードさん率いるオーストラリア室内管弦楽団(ACO)の新作「Bach / Beethoven: Fugue」は以下のリンクより、アマゾンデジタルミュージックにてご購入いただけます。
Bach / Beethoven: Fugue
Amazononデジタルミュージック : https://www.amazon.co.jp/dp/B06XXXJ1HK/ref=dm_cd_album_lnk
Kentaro
ニセコ在住10年の大雪山の麓東川町出身のアートディレクター。
北海道とブラックミュージック・カルチャーをこよなく愛する東アフリカ通。