トレッキングで魅せる夏のニセコ! 山好き集まれー。
ニセコ連峰が面白いのは冬だけではありません、夏も大いに盛り上がりを見せてくれます。
夏のニセコには体力をフルに使って楽しむスポーツからお腹の中を満たす美味しいものまで、いろんな気分を充実させる楽しさが揃っています。今日は夏ニセコ、トレッキングにフォーカスしてみたいと思います。
日帰りでゆっくり写真をとりながら温泉がてら行けるようなサイズの山々がたくさんあることから、その人気を誇っているトレッキング。
全部は1日で取材できませんので(笑)アクセスに便利な駐車場を調べてみました。
レッツゴー。
チセヌプリスキー場駐車場 (100台・トイレあり)
チセヌプリ駐車場
スキー場を抜けてからチセヌプリ(1時間40分くらい)・シャクナゲ岳(2時間30分)へ抜けられます。
とても大きな駐車場なので確実に駐車できるのだけど、冬はとても人気の冬山コースになるので、大きくてもいつもたくさんの車が駐車しています。
隣には地元民もオススメの温泉、雪秩父があるので温泉とセットで楽しむ気軽なプランもオススメです。
チセヌプリ登山口 (10台・除雪車旋回場・トイレなし)
チセヌプリ登山口。たけのこの収穫で賑っていました。
まだ雪解けの水がきています。
パノラマラインは素晴らしいワインディングロード。
チセヌプリ登山口
パノラマライン66号線沿い蘭越町と共和町の境にある峠に駐車可能です。止められる台数は10台前後。
除雪車旋回場の脇にある、『チセヌプリ鳥獣保護区』の看板のすぐ後ろにチセヌプリ登山口があ ります。
チセヌプリ登山口(道道66号線沿い蘭越・共和町境の峠)からチセヌプリ頂上まで徒歩約1時間。標高 1134.5mなのですが、登山口は既に 832m の高さなので、頂上までの標高差はわずか 302m で、頂上までの距離も短いので楽に登れそうな感じがするのだけど、登山道には大きな岩がごろごろと 足場が悪くバランスをとりながら登流感じになります。頂上手前にハイマツ通りがあり、通りやす いように綺麗に刈られているそうですが足元の根っこにつまずかないようにして歩くのがポイント。
眺め は最高!9合目からは蘭越の町並みを望め、頂上からは目国内方面まで広く見渡せられる。
初夏は緑がニセコの山を立体的に彩り、癒しと活力が湧いてくるような景色だそうです!
チシマザクラ・コヨウラクツツジ・オオカメノキ・シラネアオイなどの花がみられます。チセヌプリはアイヌ語で『家の形の山』という意味です。
大谷地駐車場(10台・トイレ無し)
たけのこ採りのシーズンや紅葉のシーンは駐車場が混み合います。
湿原が広がっています。
五色温泉・大沼へのトレッキングはこちらから。
大谷地駐車場
大沼までは大谷地湿原より約 50 分。硫黄鉱山跡までは大沼からさらに約 20 分。
大谷地湿原には日本では北海道だけに分布しているフサスギナが生育しています。大沼からはイワオ ヌプリを望むことができ、休憩のポイントとしてもよく使われます。但し、6月下旬頃までは雪融け 水が沼の歩道まで冠水していることがあるので注意が必要です。
もう一つの休憩ポイントとして硫黄鉱山跡があ り昔、鉱山に携わる多くの人がここで住居を構え暮らしていたそうですよ!謎の海底都市を連想してしまいました。
大沼から硫黄鉱山跡に向かう途中には小さな湿原があり季節ごとにミズバショウ・ワタスゲやゼンテ イカ・タチギボウシ・ヒオウギアヤメ・ムラサキヤシオ・イソツツジ・ツバメオモト・ウコンウツギなどの花が咲いています。
駐車場は車約15台駐車可能。トイレ設備がないので車で少し登ったところにある神仙沼駐車場にあるトイレを利用することができます。
6月のタケノコシーズン・9月下旬~10月上旬の紅葉の時期は大変混み合うので注意が必要で、まさしく私が行った時が丁度そのシーズンで、車がたくさん停まっていましたー。
神仙沼駐車場(80台・トイレ有り)
神仙沼入り口。
大きな駐車場。ドライブ・ツーリング・観光バスなどがたくさん来ていました。
ボードウォークが気持ちよかった!
オオカメノキが咲き始めていました。
神秘的な沼。
神仙沼駐車場
ここからはトレッキングよりもっと気楽にいける神仙沼のボードウォーク体験ができます。ここだと、山装備もいらなく、ボードウォークで神仙沼までたどり着くことができます。(それでも上着と虫除けは忘れずに)神仙沼までは神仙沼駐車場より歩いて25分かかりました。展望台へは駐車場脇にある歩道入口より徒歩約 5 分。残雪と雪融け水に覆われている春からワタスゲの白い穂が初夏には咲いています。私が行った時はワタスゲの花が風になびきすぎてD.トランプさんみたいな風貌になっていました。笑)そのほかショウジョウバカマ・ ミズバショウ・エゾイチゲ・ チシマザクラなどの花がみられます。
道は、歩きやすく、30分も歩くと長沼にたどり着けます。そこからシャクナゲ岳(約2時間)、チセヌプリ(2時間半)、白樺山にも2時間で抜けることができるポイントですが、計画はしっかり立てて入山しましょう。
駐車場は車約80台・バス5台が駐車可能。駐車場敷地内にはレストハウス・トイレがあり、レストハ ウス内は軽食が取れる小さなカフェがあります。ショップではドリンクや共和町のお土産などを買うことができるので、お土産はここでも調達ができそう。春も見事なのだけど、特に秋の紅葉など四季により様変わりする湿原は、その変化も特に素晴らしく、豊かな自然の景観を楽しむことができます。またこの間、湿原内には様々な花や植物を観察することができ、また、神仙沼展望台からは日本海をはじめ岩内町・共和町を望むこともできます。パノラマラインの奥深さにニヤニヤしてしまいます。
さらに、このエリアはニセコ積丹小樽海岸国定公園の特別保護地域に指定されており、すべての植物の採取、損傷などが禁止されていますので、お花を摘んだり、植物の持ち帰りはしないようにしてくださいとのことでした。
新見峠駐車場 (16台・トイレ有り)
駐車場の目印は三角屋根のお手洗いです。
白樺岳・シャクナゲ岳への登山口
前目国内岳・目国内岳へ登る登山口
新見温泉駐車場
白樺山(標高 923m)までは新見峠登山口より約50分。登りも緩やかなので子供連れや初心者にはお すすめの山です。あまり知られてはいない山ですが、実は山登りの大好きなロコのお友達が絶賛する山です。花の種類も低山にしては豊富なので、ビジュアル的にも満足でき、尾根歩きは格別のすばらしさなのだそうです。シャクナゲ岳(標高 1,074m)へは新見峠登山口より約2時間30分。神仙沼駐車場より約2時間。 神仙沼駐車場からは初め木道歩きとなりその後も緩やかな傾斜が続くのでおすすめです。シャクナゲ沼は夏にはヒオウギアヤメ・ゼンテイカなどが咲きこのルートの見所の一つです。但し7月 初め頃までは雪解け水で沼周辺の歩道が冠水している場合があるので注意。白樺岳付近にはアズマギクがよくみられ、 ミヤマホツツジ・ コガネギクがみられ、岩場にはタカネナデシコも見ることができます。6月のタケノコ収穫期、秋の紅葉時期の週末は大変混み合うので早朝出発がおすすめです。
また、268号線を少し下に降りると、秘境の湯新見温泉があり、ここのお湯はサラサラしているのにお湯のパワーが力強く、オススメです。お風呂上がりに本館で楽しめるビーフカレーがとても美味しく、そちらもお勧めしたいのですが、館内の一部老朽化による改修工事の関係で、レストランが6月中はクローズしています。
五色温泉駐車場(約15台・トイレあり)
五色温泉駐車場とインフォメーションセンター
インフォメーションセンターからイワオヌプリへ向かう道。
イワオヌプリへはすぐに着きます。
五色温泉駐車場
花畑ゾーンを抜け、イワオヌプリゾーンに行く方向と、反対側のアンヌプリゾーンのふた手のジャンクションになる五色温泉峡にある駐車場で、ニセコ連山の登山や沼めぐりへの起点になります。五色温泉インフォメーションセンターがあるのでトイレや駐車場には困りません。周りには手つかずの自然が残っており、気軽に高山植物を観察することができますが、イワオヌプリへの登山は岩が多いので最低でもトレッキングシューズは必要です。トレッキングの後に、五色温泉で汗を流すのもオススメです。途中には水場がないので水は忘れずに。山頂は風が強く気温が低い可能性が大いにあるので防寒着を一枚持って行くと良いでしょう。春にはシャクナゲ・ミヤマキンバイ・ゴゼンタチバナ・イソツツジ・チシマフウロ・ニッコウキスゲ・チシマザクラ・コケモモ・ハイブキゼリ・ハイオトリギなどを見ることができます。ここからのアクセスはいろいろあって、ニセコアンヌプリ(1時間35分)・イワオヌプリ(1時間15分)・硫黄鉱山跡(1時間20分)・ニトヌプリ(1時間40分)へいけます。(約15台・トイレあり)
...
このくらいの標高差で楽しめるならきっと翌日も大変じゃなさそう。(笑)
今年は2つ山に登りたいと思っているけど、どこの山にしようか、ちょっと迷って来ました。
ひょんなことから去年カナダのロッキーに登った経験上、山登りを甘くみているとかなりまずいので(笑)怠け気味だったヨガと筋トレを続けようと思いました。
みなさんも温泉付きの日帰りで楽しめるニセコのトレッキングに是非挑戦してみてくださいね
Kaoru Walker (カオル・ウォーカー)
イラストレーター。ペインター。
ニセコの美味しいと楽しいを追いかけて毎日キョロキョロしています。
趣味/スキー・バイク・キャンプ・ヨガ・クッキング