ニセコから日帰りで行ける!積丹で満喫するコバルトブルーの海と美味しいウニ
「青」より「蒼」という漢字がぴったりな積丹の海
山のイメージが強いニセコですが、実は海からも近いんです。中でもニセコからの日帰り旅行におすすめなのは、透き通った深い青い海の色が印象的な積丹(しゃこたん)。スタッフ一押しのおすすめ観光スポットをご紹介します。
写真:エヴァン・ウィルコックス
積丹と海の幸
ニセコから1時間半ちょっと。日本海を目指して北上したところにある海の町、積丹。積丹半島はニセコ積丹小樽国定公園海に含まれており、その海は北海道で唯一の海域公園に指定されています。「シャコタン」という不思議な響きの地名は、アイヌ語で「夏の村」を意味する「サク コタン」に由来するのだそう。
昔から漁業の町として有名だった積丹は、明治から昭和の初期にかけてはニシン漁で栄え、現在でも鮭やタラなど、常に新鮮で美味しい魚介類が水揚げされています。とりわけ名高いのがウニ。水質がよく、海藻も豊富な積丹の海はウニの生育にぴったりなのだとか。
左の濃いオレンジ色が赤ばふんウニ。右が通常のウニ。
そんな積丹に行ったら絶対行きたいのが漁師さん直営のレストラン!
バケーションニセコスタッフのおすすめは積丹岬から車で10分のところにあるお食事処海の幸みさき。創業1973年というウニ漁師さんが営む夏限定のレストランで、とれたての天然ウニが豪快に盛られたウニ丼は、ウニ好きにはたまらない最高に贅沢な一皿です。
中でも6月~8月までの間しか採れない赤ばふんウニは、通常のものよりもコクがあってまろやかな季節限定の特別な海の幸。ここでしか味わえないものなので、チャンスがあれば絶対に食べるべき逸品です。
積丹絶景ポイント
42kmにもおよぶ積丹の海岸線は切り立った崖や特徴的な形をした岩石、小島で彩られ、ドライブするだけでも価値ある眺めですが、一番のおすすめはやはり神威岬と積丹岬です。
神威岬
日本海に大きくせり出すような形で伸びる神威岬(かむいみさき)。車を降りて歩き出せば、潮の香りと雄大な海の眺めが迎えてくれます。入口にある「女人禁制の門」をくぐれば、「チャレンカの小道」と呼ばれる遊歩道があり、岬の先端まで歩いていくことができます。
「女人禁制」とありますが女性も入れます
岬の先端までは大人の足で片道約20分ほど
一度見たら忘れられない海の色、積丹ブルー
岬にならぶ不思議な形の岩
岬の端まで行くと、見えるのは見渡す限りの水平線。地球の大きさを実感する眺めに圧倒されます。
夏は日差しと風が強いので、飛ばされないようにして帽子をかぶっていくのがおすすめです。
積丹岬と島武意海岸
神威岬から海岸線に沿って国道229号線(途中から道道913号線)を車で30分ほど行けば、積丹岬(しゃこたんみさき)があります。その横に広がる島武意(しまむい)海岸は「日本の渚百選」にも選ばれていて、徒歩で海岸までおりて散策することができます。
岬の上からでも海底が見えるほど透明度の高い水
さらにそのまま1時間ほどドライブすれば、大正ロマンの香り漂うレトロな港町、小樽に到着。美味しいお寿司屋さんのひしめく町でもある小樽。小樽からニセコまでも1時間半の距離なので、寄り道してから帰るのもいいかもしれませんね。
小樽運河
その他の積丹でおすすめのアクティビティ
海底展望船ニューしゃこたん号
美国港から出ている、船の底がガラス張りになっている遊覧船で、積丹の海の中の世界をのぞくことができます。水が透き通っているので、ガラス越しとはいえ海底の様子はかなりはっきり見えます。
私が乗った時は、海中の岩のそこかしこにびっくりするくらいたくさんのウニ達がいるのが見えました!トトロに出てくる「まっくろくろすけ」みたいでかわいかったです。お子さんのいる家族連れにも人気の遊覧船。所要時間40分。
岬の湯しゃこたん
神威岬から積丹岬へ行く途中の国道229号線沿いにある町営の温泉で、露天風呂からはもちろん、内風呂からもダイナミックな積丹の海の景色が楽しめます。神経痛、筋肉痛、関節痛にいいそう。心も体もさっぱりできるおすすめの温泉です!
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